資本金とは事業を進めるにあたって、株主が会社に出資した金額のことです。会社設立時には、この資本金を元手に会社経営を行っていくことになります。
現行の会社法では資本金は1円でも会社を設立することはできます。
しかし、資本金は会社の信用度を計る上で大事な指標となりますので、あまりにも低い金額ですと、金融機関からの融資などで悪い影響があると考えられます。
そのため、取引先や金融機関など、会社の外部からの視点も考慮した上で決める必要があると言えます。
それでは既存の会社は資本金をいくらに設定しているところが多いのでしょうか。
国税庁の統計によると以下のような分布が見られます。
出典:国税庁/令和4年度分会社標本調査結果/第11表 法人数の内訳
この調査結果によれば、資本金200万円〜500万円の会社が一番多くみられます。
また、資本金は税金や許認可の観点から考慮しなくてはならないケースもありますので、会社設立時には慎重に検討する必要があるでしょう。
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